《高額当選》の連絡 ~ 電子マネー購入は詐欺!

2023年11月17日

スマホやパソコンのメールやショートメッセージ(SMS)に「3億円当選しました!」などの通知が届き、現金を受け取るための費用として電子マネーを購入するよう要求する《当選詐欺》に注意してください。

高額当選の連絡は全国で頻繁に確認されており、中には文書が郵送されてくるケースもあり、北海道の本別町では「無限チャンス・マルチアゲインパック」と題した1億円当選の通知と、事務手数料として8千円を返送すれば小切手が受け取れるなどと記載された文書が郵送されています。

当選詐欺の手口は高額当選金がもらえると偽り、受け取るための手続き手数料などと称して数万円から数十万円のお金を要求してだまし取るものです。

今月も「お金配り企画に当選したので連絡がほしい」といった内容と電話番号が記載されたメールや、インターネット閲覧中に「 ☆2億5千万円当選しました、次のURLをクリックしてね☆」 といったポップアップ表示が確認されています。

― 宝くじ当選を装った偽メールの例 ―


当選金を受け取るには登録手数料や振込手数料、また免税費用など各種手数料を支払う必要があると説明されますが、手数料を支払ってもお金を受け取ることはできません。


【電子マネーで支払いは詐欺】
この手数料の支払い方法として悪用されるのがコンビニエンスストア等で入手できる電子マネーです。

鳥栖市では7月、70歳代男性が携帯電話に届いた「宝くじが当選しました」というメールを信じ、10億円を受け取るための手数料として市内のコンビニエンスストアで4回にわたり計15万2千円分の電子マネーを購入し、その番号を教えてお金をだまし取られています。

高額当選したからといって、受け取るために手数料を支払うのというのは典型的な詐欺の手口で、とくにコンビニエンスストアで電子マネーを購入して番号を教えるというのも架空請求詐欺等で頻繁に使われている詐欺の手口です。

思わぬ大金が入ると錯覚してしまい、多少の手数料は仕方ないと思い込ませる仕組みになっており、電子マネーの番号を送信しても、「エラーが出たので別の番号を入力してください」などと何度も何度も繰り返し要求され、被害者も後にも引けずに被害額が膨れ挙げるケースもあり、中には複数回にわたって100万円以上支払ってしまった事例もあります。

そもそも申し込んでもいないのに宝くじや懸賞等に当選することもありませんので、こうした連絡が来たら無視するのが一番です。


【当選番号を教えるサイトに注意】
「ロト7の当選番号を教えます」といった内容のメールが届くケースもあり、架空のサイトへ誘導され、電子マネーの購入を促すケースもあります。

とくに宝くじの公式サイトに当選番号が掲載される前に、本当の当選番号を通知して信じ込ませる手口もあるため、注意が必要です。

【当選番号を教えるサイトに注意】
「ロト7の当選番号を教えます」といった内容のメールが届くケースもあり、架空のサイトへ誘導され、電子マネーの購入を促すケースもあります。

とくに宝くじの公式サイトに当選番号が掲載される前に、本当の当選番号を通知して信じ込ませる手口もあるため、注意が必要です。


この手口では、全国自治宝くじ事務協議会が配信している「数字選択式宝くじ抽せん会 ライブ中継」が悪用されており、実際の抽選会場でリアルタイムで配信された内容をもとに当選番号を公式サイト掲載前に通知することで《誰にもわからない当選番号》をあなただけに教える事ができる、と主張しています。

とくにインターネットを使わない高齢者の場合、当選番号は翌日の新聞紙上等でしか確認できないこともあり、その前日の夜にこうした話を信じ込まされ、次の当選番号を知るための情報提供料として数万円から数百万円ものお金を要求されることもあります。

億単位のお金が手に入ると思うと、手数料の数千円や数万円は安いものだと考えてしまいがちですが、世の中にそんな甘い話があるわけもなく、冷静に対応することが大切です。

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