《ドメイン@nifty》ドメイン移管サポートのお知らせ

ニフティ株式会社が運営するインターネット・サービスプロバイダー(アット・ニフティ;
@nifty)のドメイン提供サービス「ドメイン@nifty」が2024年3月上旬をもって終了することが発表されています。

これにより、「ドメイン@nifty」にて取得したドメインについては、ニフティ(株)以外のドメイン管理会社(レジストラ or リセラー)にドメイン管理を移さなければ、そのドメインのホームページ(ウェブサイト)は見れなくなってしまいます。
※ドメイン=ホームページ(ウェブサイト)のURL(https://の右側)に該当するもの

しかし、このドメイン移管は利用者の責任で行うこととなっているため、一部の利用者の間で手続きの仕方がわからない等の混乱が生じており、当法人の会員様からも多くの相談が寄せられています。

これは多くの方が、ホームページ(ウェブサイト)を開設する際、ドメイン取得やサーバー開設といった作業をニフティのパッケージサービスで行っているため、ドメインなどの取扱いに関する知識を持っていないことが混乱の要因となっているようです。

また、ドメイン移管やサーバー移管を業者へ委託する方法もありますが、ネットで見つけたホームページ制作会社やウェブサイト引越し業者へ依頼したところ、数十万円もの見積りが出てきたり、長期の保守メンテナンス契約が必要と言われるなど、知識の無い利用者の足元を見るような事例が散見されます。

このため詐欺防止ネットワークでは、@niftyのドメイン移管に関する専用窓口を開設するとともに、会員様以外の一般の方への有料サポートを当面の間、実施いたします。(会員様は無料)

有料サポートの内容は以下の通りです。

【有料サポート内容】
〈対象者〉ドメイン移管を希望する(今のドメインをそのまま使いたい)方

〈料金〉6,000円(税込)
 ※ドメイン移管料(登録料)は含みません。移管先へ直接お支払いいただきます。

〈サポート内容〉
 ・ドメイン情報の確認方法
 ・@niftyへのオースコード(AuthCode)確認申請
 ・移管先ドメイン管理会社の選定
 ・移管先サービスへの登録
 ・移管申請
 ・ネームサーバー等の設定変更
 ・ドメイン移管確認まで

なお、ドメインの移管先につきましては、個々のトップレベルドメインに対応可能なレジストラまたはリセラー(代理店)の情報をお伝えする事はありますが、特定の事業者を強く勧めるようなことはいたしません。

■ ドメイン移管サポートのご相談・お見積りは問合せフォームよりご連絡ください
 

【サーバー変更をご希望の場合】
@niftyのドメインを利用されている場合、サーバーもニフティ(@niftyホームページサービス:LaCoocan)を利用しているケースが多いようですが、SSL(データを暗号化して送受信する仕組み)に非対応など安全面で不安を感じるなどの理由で、ドメイン移管と同時にサーバーも移管したいという相談も多いため、サーバー移管についてのサポートを併せて行っています。

基本料金は20,000円ですが、サイトのつくり(ページ数や格納ファイルの種類、等)によっては工数が異なるため、事前にサイトおよびサーバー情報を確認した上で、お見積りさせていただきます。

この他、ドメイン移管に伴うメールアドレス設定やサイトへのメールフォーム設置、SSL設定といった細かなご相談も受け付けています。

■ サーバー移管サポートのご相談・お見積りは問合せフォームよりご連絡ください


【ドメイン管理のしくみ】
そもそもドメイン移管とは何か?ドメイン管理会社って何だろう?といった疑問をお持ちの方も多く、ドメイン移管先を探す時点で困り果ててしまうケースもあるようです。

ドメインとは冒頭でご紹介した通り、ホームページ(ウェブサイト)を表示させる際に使われる「〇〇〇〇.jp」や「〇〇〇〇.com」といった文字列で、重複しないように管理されています。

世界中のドメインを管理する大元はICANN(アイキャン)と呼ばれる組織で、この下にレジストリと呼ばれるトップレベルドメインを登録・管理する機関があります。

トップレベルドメインとはドメインの一番右端にある、「.jp」や「.com」、「.net」などを指します。



たとえば「.jp」を発行するのは日本レジストリサービス(JPRS)ですが、「.com」や「.net」はVerisign(ベリサイン)が発行しています。

さらにその下に、レジストリと契約してドメインの販売・管理を行うレジストラがあり、そのさらに下にリセラーと呼ばれる代理店があってドメインの販売・管理を担っています。

私たち利用者がドメインを入手するのはこのレジストラかリセラーのどちらかになりますが、今回、リセラーである@niftyがドメインの販売・管理業務から撤退するため、別のリセラー(またはレジストラ)に管理してもらう必要が出てきたということです。

同じドメインで複数のサイトが表示されてしまっては困りますので、ドメイン管理はこのようにICANNを筆頭に厳しく管理されているのです。

また、ドメイン利用者はリセラーまたはレジストラへドメイン登録料を支払わなければなりませんが、その金額はトップレベルドメインによって異なり、年間1,000円前後のものから、年間数千円~数万円のものまで幅広いのが特徴です。

なお、料金は年払いが基本で、毎年更新するのが一般的です。

新しくドメインを取得する際には、サーバーとセットで契約することでドメイン使用料が無料になるケースもあるなど、各社で料金体系は異なりますので、サーバーを新しくするのであればドメイン移管せずに新たにドメイン取得するのもコスト面では有利と言えます。

いずれにしても、ドメイン移管は自分で行えば千円代から数千円(ドメイン種類によりますが)で済む作業ですので、安易に業者まかせにして数万円から数十万円もの費用を支払ってしまわないよう注意してください。






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