2025年11月30日
全国で日本郵便をかたる詐欺電話が多発しています。
山形県では27日、鶴岡市内の女性宅に郵便局員をかたる者から「あなたが送った荷物に携帯電話が入っていた。」という電話があり、その後に警察官を名乗る者から「今すぐ被害届を出してほしい。LINEで話を聞く。」などとLINEのビデオ通話で個人情報を聞かれる事案が発生しました。
また群馬県太田市では、郵便事業者の職員を名乗る者から「あなたが送った荷物に危険なものが入っていることがわかりました。警察に連絡します。今後、公安委員会から連絡がきます。」などの電話も確認されています。
いづれも「日本郵便」や「郵便局」の名前を使って個人情報を聞き出したり、警察官を名乗る者に切り替えて行う劇場型詐欺の手口となっており、以下の特徴がありますので注意が必要です。
【あなたの郵便に危険物がある】
「預かっている郵便があるが、危険物が入っていて長野県で荷物が止まっている」
「あなた宛ての郵便物の中に、犯罪に使われたあなた名義のキャッシュカードがある」
「あなたが送った荷物に偽造パスポートが入っていたので警察に連絡します」
「日本郵便の検査部です。あなたが送ったゆうパックの中に現金と覚せい剤が入っていた」
「荷物をどうするのか確認したいので氏名と住所を教えてください」
「被害届を出すには、今からこちらの警察署まで出頭してください」
このように、あなたの郵便物に「危険物」や「犯罪に使われたもの」が入っていると告げるパターンでは、県外など遠方の警察署の名前を使った偽の警察官が登場し、すぐに出頭するよう要請し、できなければLINEで事情聴取を行う、などと告げて詐欺を仕掛けてきます。
【郵便が停止される(自動音声)】
「こちらは日本郵便局です。お客様のお荷物配送サービスが利用できなくなります」
「オペレーターと話したい方は9を押してください」
「日本郵便です。手続きをしなければ郵便の配送を停止します」
こうした自動音声通話によるアポ電も複数確認されており、指示された番号をプッシュすると、上述の「あなたの荷物に危険物が・・・」と詐欺犯につながる仕組みです。
【訪問してくるケースも】
郵便局の職員を装って一般住宅を訪問し、「郵便受けには住所や名前などを記載しなければならない」などと不安を煽る説明をして、郵便マークが書かれたプレートを購入させようとする事案も確認されています。
日本郵便や郵便局をかたる不審電話は発生件数が増加しており、特殊詐欺のアポ電トレンドとして今後も継続していくものと予想されます。
日本郵便も11月7日、ウェブサイト上で注意喚起しており、不審な電話を受けたり不安がある場合には「お客様サービス相談センター」へ連絡してください。
〔注意喚起〕日本郵便や郵便局を装った不審な電話にご注意ください。
■日本郵便お客様サービス相談センター(全日8:00~21:00)
0120-23-28-86(フリーダイヤル)
0570-046-666(携帯電話から・通話有料)
※ガイダンスに従い、「*」のあとに「1」を選択してください
このほか、日本郵便をかたるフィッシングメールやSMSで、
・【不在連絡】日本郵便からのお知らせ
・【日本郵便】宅配便に関する重要なお知らせ
・【重要】配達に関するお知らせ
・【アカウント確認】日本郵政株式会社からお願いです
・【日本郵便】ゆうパック 配達状況についてのお知らせ
・【日本郵便】お荷物をお預かりしています
などの件名で、フィッシングサイトへ誘導するケースも多発していますので、十分に注意してください。