《偽メール》マイナポイント第2弾/20,000円に注意

2023年10月20日

マイナポイント事務局を装い、20,000円分のマイナポイントが取得できるとして偽のマイナポイント登録サイトへ誘導する詐欺メールが10月以降も続いています。

マイナポイント第2弾は9月30日をもって申込み受付を終了していますが、連日、マイナポイント事務局の名前で《【まもなく終了】今すぐイベントに参加して20,000円プレゼント!》や《【マイナポイント第2弾】20,000円分のポイントプレゼント!》などと題したメールが確認されています。

   ― 連日、送信されているマイナポイントの偽メール ―


実際のマイナポイント付与事業では、決済サービスにおいて20,000円分のチャージまたは利用により5,000円分のポイントが付与されるほか、マイナンバーカードの健康保険証利用への申し込みで7,500円分、マイナポータルで公金受取口座の登録で7,500円分、これらを合わせて最大20,000円分のポイントが付与されます。

すでにマイナポイント付与事業は終了していますが、仮に20,000円分のポイントを受け取るには、決済サービスの利用や、健康保険証利用の申し込み、公金受取口座の登録がすべて完了している必要があります。

そのため、偽メールに記載されているように、約1分で申請手続きが完了することはありえません。


〔偽メール 事例1〕


〔偽メール 事例2〕

これらの偽メールは、あたかも20,000円分のポイントがもらえると思い込ませて偽サイトへ誘導し、個人情報やクレジットカード情報等を盗み取るのが目的です。

メール本文には《申請をはじめる》や《保有ポイントを見る》などのリンクが貼られており、このリンク先が総務省のマイナポイント申込ページを模したフィッシングサイトとなっています。

〔マイナポイントの偽サイト〕

表示されるページはマイナポイントの正規サイトを元につくられており、一見すると偽物かどうか判別するのは難しく、知らずに申込手順に従って個人情報を入力してしまうと、すべての情報が詐欺犯に流れてしまいます。

〔個人情報を入力させる偽画面〕

さらに、詐欺犯の最終目的であるクレジットカード情報の入力画面が表示され、カード番号や契約者名、有効期限、セキュリティコードの入力を求めてきます。

〔偽のクレジットカード入力画面〕


これらの情報があれば、第三者が本人に成りすましてカードを利用する事が可能になり、カード利用限度額まで他人に使われてしまう恐れがあるため、絶対にカード情報を入力してはいけません。

【マイナポイントは終了!&有効期限はなし!】
マイナポイント事務局をかたる申請手続きの偽メールは10月20日時点でも確認されており、当分の間は送信され続けるものと思われます。

しかし、すでに終了した事業ですので申請の案内が来ることはありません。
20,000円に釣られることなく、メールは一切無視してください。

今後は《獲得したマイナポイントが間もなく失効します》などの件名で、受け取ったマイナポイントが失効してしまうと焦らせてフィッシングサイトへ誘導するメールにも注意が必要です。

マイナポイントには受取りの有効期限はありませんし、受取後の利用期限もありませんので、慌てて使う事もありませんし、期限延長などの手続も一切必要ありません。

尚、マイナポイントの申込み状況についてはマイナポイントアプリや正規マイナポイントサイトにて確認することができますので、必ずこちらから確認するようにしてください。
➡ 総務省「マイナポイントの申込み状況確認方法」

絶対に、送られてきたメールのリンクから確認してはいけません。




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