「投資に失敗した」息子をかたる詐欺の手口

2022年11月28日

「株の投資で失敗した」、「暗号資産に手を出して多額の損失を出した」などと息子を装って電話をかけ、「困っているのでお金を貸してほしい」などと現金をだまし取るオレオレ詐欺の被害が発生しています。

25日には福岡県春日井市内の高齢者宅に、息子をかたる者が電話をかけ、「投資に失敗した。一緒に投資していた2人は借金を返したけど、俺は返せていない。100万円用意してくれ」などと話して現金をだまし取る事件が発生しています。

オレオレ詐欺では「会社のお金を横領してバレそう」や「契約書類を紛失して損失が出てしまった」など様々な理由をつけ、損失補填名目でお金を要求するのが常套手段となっています。

とくに投資関連ネタの場合、株や投資信託の他にも、暗号資産(または仮想通貨)やFX、バイナリーオプションといった金融商品の名前を挙げて話をしてくるため、金融関連の知識が乏しい方には内容がさっぱりで、とにかく大変な事になって困っているんだな、という風に思い込まされやすいので注意が必要です。

【金融商品をネタにした手口】
これまで以下のようなアポ電が確認されています。

「会社の金で投資して失敗した。調査が入る前に穴埋めすれば責任は問われないので、
 450万円貸して欲しい。」

「株の投資で失敗した。500万円払えば示談できる」

「投資に失敗して返済に困っている」

「ビットコインへの投資で失敗した。100万円用意すれば警察に訴えられない」

また、投資に失敗して監禁された、と話して本人と連絡が取れない状況を作り上げる手口もあります。

「投資に失敗して監禁された。友達から150万円借りたが、100万円くらい用意できないかな」
「駅まで届けてほしいけど、自分は行けないから、会計事務所の者が行くから渡してほしい」

【預貯金額を教えてはダメ】

オレオレ詐欺に限ったことではありませんが、特殊詐欺のアポ電では必ず自宅に保管している現金や預貯金額を聞いてきます。

《株で失敗》のようなアポ電においても、息子を装う犯人は、「今、いくらなら用意できるかな」「今日中に支払わないといけないけど、銀行にいくらある?」などと奪えるお金の額を聞いてきます。

ここでお金がいくらるかを教えてしまうと、オレオレ詐欺だけでなく様々な特殊詐欺のターゲットとして狙われ続けることになりかねません。

一度、目を付けられると財産が底を突くまで執拗に何度も何度も詐欺を仕掛けてくる場合もあり、十分に注意する必要があります。

【必ず本人に確認を】
オレオレ詐欺の場合、被害者は現金をだまし取らた後に、なんとなく不安になって息子本人などに連絡して、初めて詐欺だと気づくケースが多くあります。

詐欺犯も本人に連絡させないよう「通話できないところにいる」「携帯電話をなくした」などのだまし文句を織り交ぜてだまそうとしてきますが、お金の話が出た場合は躊躇せず、本人にあらためて連絡することで詐欺を見抜くことができます。

詐欺の電話はいつかかってくるか誰にもわかりませんので、日頃よりご家族の緊急連絡先や合言葉を決めておく、といった工夫も詐欺防止には大切です。

※詐欺防止ネットワークでは会員様向けサービスの一環として、緊急時にご家族や職場(事前に許可を頂いている場合)など登録された連絡先への確認代行を行っているため、オレオレ詐欺のアポ電があったとしても未然に被害を防ぐネットワークが構築されています。





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