「ニセ札を確認」警察官をかたるアポ電に注意

2022年11月22日

「ニセ札が出回っているので警察官が自宅の現金を確認する」などと警察官を装って現金をだまし取る特殊詐欺に注意してください。

愛知県知立市内で今年9月、80代女性宅に警察官を名乗る女から電話があり、「金庫にニセ札が紛れているか確認したい」などと話し、直後に警察官を装った男が金庫の中身を確認する口実で自宅を訪れ、隙を見て現金1,000万円と金塊5キロ(1,245万円相当)を盗み出す事件が発生しています。

神奈川県横浜市でも同月、70代女性宅に警察官を名乗る男から電話があり、「家電量販店であなたのキャッシュカードを不正利用した女を捕まえたが、自宅の現金をニセ札にすり替えた可能性がある」などと告げた後、確認のために訪れた偽警察官に現金3,650万円をだまし取られる被害が発生しています。

10月には埼玉県入間市内の83歳男性の自宅を訪れた偽警察官が、同様の手口で現金2,200万円をだまし取る詐欺事案が発生しているほか、11月にも広島県内において、広島県警の警察官を名乗る者から「ニセ札の事件が多発している。自宅に100万円くらい現金があるか」などのアポ電が確認されており、犯人は「お札の番号を確認してほしい」、「ニセ札の疑いがある」、「私服警察官が自宅に行くので、お金を確認させてほしい」などと説明しています。

【警察官が紙幣を確認することはない】
偽造通貨行使が疑われる場合など特殊な場合を除き、警察官が個人の所持する現金を確認することは通常ありません。

まして自宅に保管している現金や金庫の中身を確認したい、と申し出たり、預かって検査する、などと現金を持ち出そうとするのは間違いなく詐欺です。

詐欺犯は警察官を装い、「口座が不正利用されている」などと不安を煽ってから、「ご自宅の現金もニセ札にすり替えられている可能性がある」などと自宅を訪れて現金を盗み出そうとします。

私たちを不安に陥れるアポ電の手口についても事前に知っておき、突然のアポ電にも慌てず冷静に対応する必要があります。


【不安を煽る手口】
警察官を装い、不安を煽って自宅の現金がニセ札かもしれないと思わせるアポ電の手口は以下の通りです。

〔犯人があなたの情報を持ってると脅す手口〕
・「犯人を二人捕まえた。 犯人があなたの氏名、住所を知っていた。
  犯人を知っていますか?」
・「詐欺の犯人が持っていた名簿にあなたの名前があり、
  犯人はお宅のお金をニセ札にすり替えた言っている」
・「詐欺グループの持っていた資料にあなたの口座情報があった。
  キャッシュカードの書き換えが必要だ」
・「市内で詐欺の犯人を逮捕した。犯人が持っていた名簿にお宅の住所が載っていた。」
・「捕まえた犯人の話によると、お宅の家に入り、真券をニセ札に取り替えたと言っている。」
・「銀行員が暴力団に情報を流し、あなたの口座からもお金が引き出されています」

〔ニセ札のチェック、保全を装う手口〕
・「最近、ニセ札が出回っていて、ご自宅にある現金もニセ札の可能性がある。
  全てのお札を調べる必要があるので今夜、ご自宅にお金を預かりに向かう」
・「カードの自宅保管は危険なので、警察が安全な容器を配っています」
・「あなたの住んでいるマンションの住人が現金を盗まれた。
  あなたが保管している現金がニセ札かもしれない」

〔紙幣番号で惑わす手口〕
・「お札の番号の末尾がアルファベットになっているのはニセ札です」
・「色が赤味がかった番号のお札はニセものです」

※本物のお札(銀行券)は6ケタの数字の前後をアルファベットではさんだ「記番号」が印刷されていますので、犯人のデタラメに惑わされないよう注意が必要です。

         ― 日本銀行券(お札)に印刷される記番号 ―

また、記番号の文字色についても褐色や紺色、古いものでは黒色など券種や発行年によって異なりますので、犯人の言う事を鵜呑みにしてはいけません。


【偽の女性刑事が訪ねて来ることも】
警察官をかたり、ニセ札の調査やキャッシュカードの確認を口実に自宅を訪れる偽警官は「男」というイメージがありますが、中にはスーツ姿の「女」が私服刑事を装って訪問してくるケースもあります。

今年4月には神戸市内で警察官をかたる男から「あなたの通帳からお金が引き出されています。犯人は捕まえていますが、ニセ札が出回っているので自宅にあるお金を確認します」などと電話があり、自宅を訪れた警察官を名乗るパートの女(22)が現金2,700万円をだまし取る事案が発生しています。

この他にも、グレーのスーツ姿の女が女性刑事を装って訪問してきたり、女子高生(15)が黒のスーツ姿で訪問し、「巡査」と書かれた偽の写真入り身分証を呈示してキャッシュカードをだまし取ろうとするなど、「女」の受け子もいるため注意が必要です。






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