【要注意】副業サイト《登録料》などの前払いは詐欺

2022年11月17日

副業あっせん名目の詐欺サイトが増加しており、とくに20代など若い世代の方々がSNS経由で被害に遭うケースが多く発生しています。

今月6日頃、長崎県五島市在住の会社員(20代女性)がインターネット上の副業サイトにSNS(LINE)経由で登録したところ、「副業を始めるには400万円必要だが今なら195万円で良い」などと説明されたため、現金194万9千円を3回にわたり指定された口座に振り込み、だまし取られました。

また今月2日には佐賀県神埼市在住の20代女性が利用するSNS上に「女性限定の副業サイト、相談を聞くだけで月々25万円」といった広告が表示され、同サイトに接続してチャット上で相談を受ける副業をしていたところ、運営元を名乗る相手から「報酬を振り込むためには手続き上、現金を振り込む必要がある」などと指定口座に5万円を振り込むよう指示され、送金した5万円をだまし取られています。

【副業サイト詐欺の事例】
〔動画サイトの代行視聴〕
動画サイトを代行視聴すると報酬が得られるという広告に誘われ、高額の登録料を支払ったところ、運営会社との連絡が取れなくなり、報酬も一切受け取れなかった。

〔カジノサイトへの登録〕
副業あっせんサイトへアクセスしたところ、カジノサイトへの登録を指示され、個人情報を入力して数万円の登録料を支払ったが、さらに数十万円の入金を要求され、最後には相手との連絡が取れなくなった。

〔ガイドブック購入〕
転売・せどりビジネスの副業に応募したところ、ビジネスの仕組みを説明しただけのガイドブックを1万円程度で購入させられ、さらに具体的な方法を記したとされる教材やサポートプランと称する高額契約にも料金を支払ったが、利益を得ることはできなかった。

〔荷受代行・荷物転送〕
登録手続きの中で、住所氏名といった基本情報のほか、運転免許証などの身分証明書や銀行口座等の詳細情報を提供したところ、登録した方の名義で複数台の携帯電話が不正に購入された。

また、業務に必要な携帯電話を購入する必要がある、などと説明されて複数台の携帯電話の回線契約をしたところ、事前に携帯電話等の月額利用料や通話料などを支払う必要はないと説明されたにも関わらず、実際には契約者である登録者にすべての料金が請求された。

この他、「1,100万円を受け取れます」などと持ち掛けられ、その手続き費用としてお金を振り込ませる当選詐欺的な事案や、フリーマーケットアプリ内で他人名義のクレジットカードを使用して商品を購入し、購入した商品を指定された場所へ再配送することで収入が得られる、といった犯罪に加担させられるケースもあるため、業務の内容についても注意を払う必要があります。


【先に費用支払いは詐欺】
お金をだまし取る手口として、まずは業務開始時に必要な費用として「登録料」や「手数料」、「機器購入費用」などの名目でお金を請求され、次の段階で「副業には各プランがあり、高いプラン料を支払うほど収入が増える」などと様々なオプション費用が請求される仕組みになっています。

被害者は最初にいくらかの費用を支払ってしまっているため、なんとか稼がなければという気持ちも後押しして、言われるままにオプションを追加していき、被害金額が大きくなる傾向にあります。

〔登録料・手数料〕
副業を行うにあたり、以下の費用が事前に請求される。

 ・登録料
 ・月額サイト利用料
 ・専用ホームページの立ち上げ料
 ・教材費の購入料
 ・専用パソコンキットの購入料
 ・情報商材の購入料
 ・説明会参加料
 ・投資ツールの購入料
 ・報酬振込の初回手数料

〔オプション料〕
より高額な報酬を得るための追加費用を請求される。

 ・優先的に仕事を紹介できるプレミアム会員
 ・高額収入を得るためのノウハウが詰まった有料マニュアル
 ・セミナー参加料
 ・報酬倍増キャンペーン(参加料・当選時の入金手数料)
 ・参加者3000人中1000人しか入れない『特別プラン』
 ・より稼ぐためのコンサルティング料

とくに、業務を行った後に「非常に高い成果が出て報酬額は200万円になるが、源泉徴収が必要なので20万円を先に振り込んでください」などと高額報酬を餌にお金をだまし取るケースなどは、20万円払っても180万円ももらえる、と安易に考えてしまいがちですが、そのようなうまい話はありません。

報酬を得るのに、先にお金を支払う、というのは詐欺の典型パターンと思って間違いありません。

【SNSの副業は要注意】
SNS上での副業といえば、LINEで利用できるLINEスタンプを自ら製作し、LINEの公式オンラインストア「LINE STORE」にて販売する方法(LINEクリエイターズスタンプ)がありますが、この場合は登録料など一切の費用は不要で、LINE側の審査で承認されれば販売することができます。

このように安心して取り組める副業であれば問題ありません。

しかし、LINEやInstagram、Twitter、FacebookなどのSNS上に蔓延している副業広告では、「初心者でも簡単に稼げる!」「スマホ1台で高額報酬」「お金の稼ぎ方教えます」などの魅力的な言葉で勧誘が行われ、被害が後を絶ちません。

世の中に楽にお金を稼げる方法は基本的にありませんし、犯罪に加担させられるリスクもあるため、高額報酬を掲げる副業サイトにはアクセスしないよう注意が必要です。

この他、SNS上には副業勧誘を目的として作られた「勧誘アカウント」もあるため、注意が必要です。

今年4月に消費者庁が注意喚起した事例では、《育児中の母親》と称するLINEアカウントに友達登録したところ、LINEトーク内で「マニュアルを購入すれば1日数万円稼げる」といった副業の勧誘を受け、2万円前後の代金を支払わされる被害が指摘されています。

繰り返しになりますが、どんなに魅力的な副業に思えても、事前にお金を支払う必要があるとわかった段階で、その副業から手を引くのが賢明といえます。

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