《税務署から税の督促》国税庁をかたる差押最終通知

2022年10月24日

官公庁をかたる詐欺メールが増える中、国税庁や税務署をかたった詐欺メールが確認されています。

差出人名は「国税庁」、件名は「税務署からの【未払い税金のお知らせ】」となっており、滞納金額40,000円の支払を求める内容で、《お支払いへ→》のURLをクリックすると、国税庁の偽サイトへ飛ぶ仕組みになっています。

   ― 国税庁(税務署)をかたる詐欺メール(一部加工しています) ―


よく見られる架空請求メールの特徴として、記載されている日本語が不自然であったり、日本国内では通常使用されない繁体字が用いられている場合があります。

今回確認された国税庁をかたる詐欺メールにおいても、金額を指していると思われる箇所に「客勛(=額)」が使われているほか、全般に日本語の文章としては不自然過ぎる内容となっています。

たとえ、国税庁や税務署からの通告であったとしても、その文章に不自然な点があった場合は即座に詐欺を疑い、安易にURLをクリックしないよう注意が必要です。

【Vプリカで支払わせる手口】
国税庁をかたる架空請求メールに記載のURLを誤ってクリックしてしまうと、《差押最終通知》と称する滞納税の納付を促す画面が現れます。


        ― 国税庁の偽サイト ―


画面の「お支払いへ」をクリックすると、本情報の確認名目でメールアドレスや電話番号、氏名を入力させる画面が現れ、支払方法は電子マネー(Vプリカ)だけとなっており、Vプリカはセブンイレブンのマルチコピー機で購入できる旨の案内が表示されます。


         ― 個人情報を入力させ、Vプリカの購入を案内する画面 ―


「Vプリカ」とはインターネット上のVisa加盟店で利用できるプリペイドカードで、コンビニ店内に設置された情報端末(マルチコピー機等)で購入手続きしたり、店内のギフトカード陳列棚にある「Vプリカギフト」を購入し、カードに記載のカード番号とセキュリティコード、有効期限を入力することで支払いを完了させるものです。
※「Vプリカ」と「Vプリカギフト」はそれぞれ対応するコンビニが一部異なります

   ― Vプリカ発行コードを入力させる偽画面(1) ―


偽のサイトにはVプリカのカード番号を入力させる画面が表示されますが、実際には国税庁のサイトではなく、入力したカード情報が詐欺犯に流れるだけで、プリペイド購入した金額はそのまま第三者に使われてしまいます。

― Vプリカ発行コードを入力させる偽画面(2) ―


― カード番号を入力させる偽画面が繰り返し表示される ―


また、カード番号を入力しても《発行コード番号が一致しませんでした。もう一度お試しください123。》との表示が何度も繰り返され、それ以上何も進まなくなります。

ここで別のカード番号を入力してしまうと、そのカードの金額も盗まれてしまいます。

「処理がうまくいかなかった」などと何度も同じ操作をさせたり、番号を入力させた後、何事もなかったかのように正規サイトのトップページを表示するケースもありますが、いずれも詐欺に気づくまでの時間稼ぎをしていると思われます。


【電子マネーで支払いは詐欺】
架空請求詐欺では、コンビニエンスストア等で被害者にプリペイド式の電子マネーカードを購入させてプリペイド番号を聞き出し、換金するケースが多く見られます。

プリペイド式電子マネーカードにはGoogle PlayカードやAmazonギフト券など多くの種類があり、カードに記載された番号を使ってインターネット上の代金支払いに利用したり、一部は換金することもできるため、特殊詐欺ではよく用いられます。

― コンビニエンスストアで販売される電子マネーカード ―


電子マネーで支払うよう指示したり、購入したカードの番号を入力するよう求めるのは詐欺の常套手段ですので、絶対に電子マネーを購入して番号を入力してはいけません。




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