『ワクチン接種証明書アプリ』利用は正規ストアから
2021.12.22

新型コロナワクチンの接種証明書をスマートフォンの画面に表示するアプリ「新型コロナワクチン 接種証明書アプリ」が、12月20日より公開されています。

これは日本政府公認のアプリで、自治体に登録されている接種回数や最終接種日が表示され、新型コロナワクチンの接種状況をスマートフォンの画面を通して、国が公的に証明するものです。

登録にはマイナンバーカードが必要となりますが、ワクチン接種時に受領した接種記録票などは必要ありません。

証明書は日本国内用と海外用の2つが用意されていて、表記が日本語か英語かの違いだけですので、通常は日本国内用で十分と思われます。

海外用も取得しておいて損はありませんが、登録時にパスポートが必要となります。

      ― ワクチン接種のデジタル証明書(アプリ上に表示) ―


このワクチン接種証明アプリに関連した詐欺が予想されるため、アプリの正しいインストール方法や仕組みを知っておく必要があります。

アプリをインストールすると偽り、詐欺サイトへ誘導してマイナンバーカードやクレジットカード情報を入力させるなど、個人情報を盗み取る目的でフィッシングメールやSMSが送られてくる恐れがあり、注意が必要です。


【アプリのインストール方法】
「新型コロナワクチン 接種証明書アプリ」を入手するには、iPhoneなどiOS製品を利用している場合は正規ストア「App Store(アップストア)」から、またGoogleなどAndroid製品を利用している場合は正規ストア「Google Play」よりアプリをダウンロード、インストールして利用します。

■ apple端末   ➡ App Store 「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」

― App StoreのQRコード ―

■ Android端末 ➡ Google Play 「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」

― Google PlayのQRコード ―

アプリが配布されるのは、この2つのストアだけですので、これ以外のサイトからダウンロードすることは絶対にありません。

また、厚生労働省やデジタル庁がワクチン接種証明書アプリのダウンロードを促すメールや
SMSを送信することはありません。

「ワクチン接種証明書アプリのダウンロードはこちら」などと書かれたメールやSMSを受信しても、絶対にクリックしたりせず、必ず正規サイトへアクセスしてからダウンロードするよう心掛けてください。

【証明書発行に必要な条件】
アプリをインストールしたら、「ワクチン接種記録システム(VRS)」に記録されたデータを読み込ませる必要があります。

接種記録データは、マイナンバーカードのICチップに格納された個人情報を読み取り、VRSから該当する情報を取得するため、証明書を利用するにはマイナンバーカードが必要になります。また、海外用証明書を取得するにはパスポートも必要です。

なお、マイナンバーカードから情報を読み取るには、スマートフォンにNFC(Type B)という近距離無線通信機能が必要で、目安として iOS 13.7以上、またはAndroid 8.0以上の機種が対応可能とされていますが、お手持ちの機種にNFC機能が備わっていれば利用可能です。

スマートフォンの「設定」から「接続」を選択し、Wi-FiやBluetoothなどの項目と並んで「NFCと決済」の項目があれば、その端末はNFC機能を持っていますので、NFCを有効にすれば問題ありません。
※メーカや機種によって名称は異なります

逆にNFC機能があっても、無効に設定されているとマイナンバーカードから情報を読み取ることができませんので、読み取りができないような場合は、一度確認してみるとよいでしょう。

尚、マイナンバーカードを読み取る前に、アプリに4桁の暗証番号を入力する必要がありますが、これはマイナンバーカードを作成・更新する際に設定した4つの暗証番号のうちの一つ「券面事項入力補助用暗証番号」で、もし登録していなかったり忘れてしまった場合は、利用する事ができないので注意してください。

【マイナンバーカードの読み取り方法(NFCによる通信)】
マイナンバーカードの読み取りを行う場合、マイナンバーカードの上にスマートフォンを置いて通信させるのですが、スマホ端末によってNFC通信エリアが異なるため、アプリのガイドに表示されるイラストの位置(下図)では通信がうまくいかないケースが当法人の会員様から報告されています。

 ― アプリのガイドラインに表示されるスマホとカードの位置 ―



アプリのガイドではスマホの上部をカードにかざしていますが、機種によってスマホの上側や中心部に読み取り部があったり、カードの向きや縦置き、横置きといった違いがあり、通信エリアに当たらないと読み込みに失敗してしまいます。

なかなかうまく読み込めない時は、位置を変えながらトライして、読み込み位置が合うまで根気強くトライする必要がありますが、位置が合えばすぐに情報を取得できます。

         ― メーカや機種によってカードをあてる位置が異なる ―
          〔公的個人認証サービス ポータルサイトより抜粋〕
     ― タブレット端末の場合も同様にセット位置を確認する必要がある ―
           〔公的個人認証サービス ポータルサイトより抜粋〕


無事、マイナンバーカードの読み取りが完了すると、取得した接種証明書が表示されます(海外用はパスポート画像の取得が必要)。

一度、証明書を取得してしまえば、あとはアプリを起動するだけで自動的にワクチン接種証明書が表示されますので、必要に応じてスマホの画面を提示して利用する事ができます。



【ワクチン接種に関連した詐欺が続いています】
新型コロナワクチンについては、すでに第3回目の接種が始まっており、第1回・2回と同様に市区町村から追加接種用の「接種券」と「新型コロナワクチン追加(3回目)接種のお知らせ」が届きます。
 ➡ 追加接種(3回目接種)についてのお知らせ(厚生労働省)

ワクチン接種について電話で連絡が来たり、優先接種のお知らせがメールやSMSで届くことはありませんし、3回目接種についても全額公費にて賄われますので、接種料金はかかりません(無料)。

予約金などのお金も一切必要ありませんので、以下のような連絡が来ても信用してはいけません。



「高齢者対象でPCR検査とワクチン接種ができるが予約金が必要です」

「新型コロナワクチンの接種が始まります。料金は先払いとなります」

「医療従事者が優先だが予約金を払えば今接種できる」

「ワクチンの代金と宿泊料金は前払いになるが、接種後に返金します」

「ワクチンの優先接種には予約金10万円が必要です」

「高齢者は先に受けられます。接種費用10万円を振り込んでください」



また、ワクチン接種証明アプリに関連して、「登録がうまくいかない方はこちら」といったメールやSMSにも注意してください。

今回の接種証明アプリはデジタル庁の「ワクチン接種記録システム(VRS)」のデータを基に運用されていますが、VRSには一部誤りが含まれていたり、マイナンバーカードに旧姓併記がある場合や、パスポートに旧姓・別姓・別名併記がある場合もマイナンバーカードの読み取りがうまく行かないことがあります。

さらに、パスポートとマイナンバーカードの氏名表記が異なる場合もパスポートの読み取りができないため、外国籍の方で通称名でワクチン接種している場合はパスポートの氏名表記と異なるため認識してもらえません。

上述のようにスマートフォンなどの端末がNFC機能を有しているかや、マイナンバーカードの読み取り位置も機種によって異なるため、手順通りに登録しようとしても、うまく行かないといった声が出ています。

このような混乱に乗じて詐欺を仕掛けるのが詐欺犯の常套手段ですので、私たちも正確な情報や知識を身につけ、被害に遭わないよう十分な注意が必要です。

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