「あなたのカードで買い物」百貨店を装うアポ電
2021.10.12

広島市内で10月9日~10日にかけて百貨店員を装う者から「あなたのクレジットカードで買い物がされている」などのアポ電が確認されています。

10日午後には広島市南区南蟹屋、比治山、段原方面の高齢者宅に百貨店の職員を名乗る男から以下のような電話がかかってきました。

「カードが不正に利用されています」
「銀行協会に電話してください」

このような電話は特殊詐欺の手口の一つで、百貨店でクレジットカードが不正利用されていると告げることで、個人情報が漏れて悪用されている、と印象付けた上で、次に警察や銀行を名乗る者が「キャッシュカードを確認する」、「キャッシュカードを交換する必要がある」などと言って自宅までやってきてカードをだまし取るものです。

百貨店の他に、家電量販店の店員をかたって「あなたのカードで高級テレビが購入されましたが間違いありませんか?」といったパターンもあり、千葉県では10月以降、美浜区高浜、花見川区幕張町・幕張本郷、稲毛区小仲台などで同様の手口が確認されています。

【指定の電話番号に連絡しない】
広島市内で確認されたアポ電では、「あなた名義のクレジットカードで買い物(腕時計など)がされている」などと話した後に、 「あなた名義でカードが勝手に作られているかもしれない」 、「銀行協会050-XXXX…に連絡して」と指定の電話番号に連絡するよう要求しています。

この番号に電話してしまうと、住所はもとより銀行口座情報や家族構成といった個人情報まで聞き出され、その間に別の人間が自宅へ向かい、電話の中で「ちょうど巡回中の職員がいるので、すぐにお宅へ伺います」と偽職員の訪問を許す形になってしまいます。

【キャッシュカードすり替えの手口】
銀行協会や警察官を騙って自宅を訪問してきた詐欺犯は、カードを確認して「このまま使うのは危険です」「新しいカードを発行するのでそれまでは使わないで」などとキャッシュカードを専用封筒に保管するよう指示してきます。

そして、目の前でカードを封筒に入れてしっかり封をしたところで、「封印が必要ですので印鑑を取ってきてください」などと話し、印鑑を取りに行っている隙に封筒を別のカードが入った封筒とすり替え、まんまとキャッシュカードを盗み出してしまいます。

≪キャッシュカードのすり替え≫


詐欺犯はアポ電の段階で巧みにカードの暗証番号を聞き出したり、訪問してきた詐欺犯が暗証番号を記入させたメモを同封させるなどして、盗み出したカードを使って銀行口座から現金を引き出してしまいます。


【クレジットカード情報を知っている百貨店はありません】
仮に百貨店や家電量販店で他人名義のクレジットカードを利用する者がいたとしても、カード保有者の氏名や連絡先といった個人情報を百貨店や家電量販店が知ることは絶対にありません。

百貨店や家電量販店からいきなり、このような電話がかかって来た段階で、まずは詐欺を疑い、一切相手にせずに電話を切り、警察に通報するようにしてください。



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