【年金振込通知】誤送付に便乗した詐欺に注意
2021.10.08

日本年金機構が10月6日に発表した「年金振込通知書」の誤送付について、個人情報が漏洩したのではと危惧する声がありますが、ただちに個人を特定したり個人の年金受給額が特定される恐れは低いため、年金情報流出に便乗した特殊詐欺のアポ電にだまされないよう注意が必要です。

誤送付された通知書には、宛名に印刷された宛先とは別の受給者の通知情報(支払額など)が記載されているため、受給者からすれば別人の年金記録が印刷された通知書を受け取ることになります。

逆に言えば、自分の年金受給情報が誰とも知らない他人に届けられたことになり、大変不安ではありますが、記載されている内容は以下の通りで、この情報だけで個人の年金情報を取得する事はできません。

詳細な年金受給情報を得るには氏名や生年月日などの情報が必要となるため、ただちに個人を特定できる情報として悪用されるリスクは低いといえます。


〔流出情報〕
 ・「年金振込通知書の送付理由」
 ・「年金の制度・種類」
 ・「基礎年金番号・年金コード」
 ・「振込先金融機関及び支店」
 ・「令和3年10月から令和4年4月までの年金支払額・年金から特別徴収する保険料等・所得
   税額および復興特別所得税額・控除後振込額」
 ・「前回支払額」


【冷静な対応を】
誤送付された地域は愛知、三重、福岡の3県で、愛知県の34市区町村、三重県の1町、福岡県の18市町の計53市区町村で、10月5日に約97万人分が送付されています。

     ― 誤送付地域(10月8日現在) 日本年金機構発表資料より作成―


誤送付された受給者の方には正しい通知書が10月11日(月)に発送される予定ですので、すでに届いている誤送付された通知書は開封せずに破棄するか、追って日本年金機構から送られてくる回収用封筒にて返送するようにしてください。



【予想される特殊詐欺のアポ電】
こうした情報漏洩や年金問題に便乗して、「流出した情報を買い戻すことができる」「情報が漏れたのでキャッシュカードを変更する必要がある」などとウソを言ってお金を要求したり、キャッシュカードをだまし取る特殊詐欺が過去にもいくつか確認されています。

誤送付対象地域の方でなくても、「この地域でも新たな年金情報の誤送付が確認された」などと言って不安を煽り、現金を要求してくる可能性があります。

今回の誤送付問題で直ちに個人情報が第三者に公開されたり、振込先口座番号や預貯金額が流出するような事はありませんので、正しい情報を元に状況を把握し、悪意のある電話や訪問者にだまされないよう、冷静な対応が求められます。


《このような電話に注意》


●「年金情報の流出で振込先口座の情報が漏れている。
  キャッシュカードを新しいものに変更する必要があります」

●「年金の振込口座からお金が引き出されている。
  警察官が確認に伺います」

●「漏洩した年金情報リストにあなたの名前がある。
  供託金を支払えば名簿から名前を削除できる」



誤送付の対象地域にお住まいの方や、不審な電話を受けて不安のある場合などは日本年金機構がフリーダイヤルにて相談を受け付けています。



専用ダイヤル(無料) : 0120-002-730


 〇 月曜 8:30~19:00
 〇 火曜~金曜日 8:30~17:15
 〇 土曜は9日(土)のみ 9:30~16:00 
 〇 日祝日は休み

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