「郵便局員を捕まえた」偽警官からの電話に注意
2021.10.04

本日午後4時40分ごろ、大阪府摂津市の高齢者宅に警察官を名乗る男から「郵便局員を捕まえた。被害はないが、通帳を何冊か預かっている。」等と話すアポ電が連続して確認されました。

これは特殊詐欺のアポ電の一つで、高齢者の通帳が盗み出されていると思わせ、念のため通帳やキャッシュカードを警察官が確認する、などの口実で高齢者宅を訪問してキャッシュカードをすり替えるのが目的と思われます。

同様の事例が各地で発生しており、千葉県習志野市では女性警察官を装った者が「郵便局員・大手銀行の職員2名を捕まえた。キャッシュカードや通帳を盗まれていないか」という電話が確認されています。

また、習志野市生活安全課を名乗る男が「元銀行員の○○と△△という犯人を捕まえた。犯人は67人分の通帳とキャッシュカードを持っていてあなたのものもあった。この2人を知らないか」などと話した後、別の男から「通帳とカードがあるか確認してくれ」といった電話が確認されています。

いずれも犯人は銀行口座やキャッシュカードの情報を確認するとともに、ATMへ誘い出して第三者の口座へ現金を振り込ませようとしたり、キャッシュカードを盗み出そうとするので注意が必要です。


【タカハシ、フクダを逮捕も常套句】
警察官をかたるアポ電では、「タカハシ ハジメとフクダ カズヤという詐欺犯人を捕まえました」、「あなたの事を知っていたが、心当たりはありますか」、「ご主人や息子さんにも聞いてみて下さい」などの電話も定期的に全国各地で確認されています。

「タカハシ、フクダ」という架空の犯人名を出す手口は一昨年頃から増え始め、今も頻繁に詐欺グループが好んで使っているようです。

このタカハシやフクダが「あなたの個人情報を持っていた」などと話し、あたかも自分の情報が犯罪者に知られている、すでに被害に遭っているかも、と思わせるのが目的で、以下のようなトークが確認されています。


 ・「この者らがあなたのことを知っていると言っているが、ご存知ですか」
 ・「犯人を捕まえたら、あなたの住所を知っていました」
 ・「二人があなたのことを知っているので確認の電話をしました」
 ・「捕まえた犯人が持っていた名簿に、あなたの名前があった」
 ・「あなたの事を知っていたが、心当たりはありますか」


そして、預貯金などの口座が狙われている、などと言って資産状況を聞いてきます。


 ・「高額な残高のある口座は、狙われる可能性があります」
 ・「どこの金融機関に口座をお持ちですか」
 ・「三菱UFJ銀行とゆうちょ銀行を使っていますか」
 ・「あなたの口座が被害に遭っている」
 ・「通帳やキャッシュカードなどはなくなっていませんか」
 ・「犯人は60人分の通帳やキャッシュカードを持っていました」


さらに、「ご主人や息子さんにも聞いてみて下さい」などと同居人がいるか、独り暮らしであるかを確認することもあります。

独り暮らしと知られると、詐欺グループの格好の標的となりやすいため、安易に資産状況や家族構成などを話してはいけません。

警察庁の統計(令和2年度)によると、キャッシュカードをだまし取る手口では半数以上が警察官を名乗っており、たとえ警察からの電話でも本当に警察官なのか氏名や所属、階級を確かめ、別途警察署に電話をかけて身元を確認するくらいの慎重さが必要です。



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