ワクチン接種《余った・優先・費用》はすべて詐欺
2021.05.10

新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種名目のアポ電が全国で続いています。

都内では東京都保健局等の職員を名乗り、ワクチン接種名目で予約金を要求するアポ電が17件確認されており注意が必要です。
※2021年1月1日~4月15日の間〔警視庁犯罪抑止対策本部発表資料より〕

〔事例1〕
2月24日(水)午後3時5分頃、多摩市在住50代女性宅の固定電話に、多摩市役所保健年金課を騙る男から、「コロナの予防接種の順番が回ってきました。2月26日に料金を取りに行きます。
1人、1万5,000円です。」といった内容の電話があった。

〔事例2〕
4月13日(火)午前9時30分頃、墨田区在住 80代女性宅の固定電話に、墨田区役所を騙る男から、「コロナのワクチン接種で封筒を送っています。昨日までが期限で返信が無いので連絡しました。」といった内容の電話があった。

上記事例では、いずれの女性も詐欺の電話に間違いないと思って電話を切ったため被害はありませんでした。


【優先接種、余ったワクチンはウソ】
ワクチンのコールセンターを名乗って電話をかけ、ワクチン接種の日時を聞き出した上で、
「お金を払えばもっと早く受けることができる」
「後日返還するのでワクチン接種の代金を振り込むように」
などと、お金を要求する手口も確認されています。

また「ワクチン無料接種のために情報を確認します」などと保健所や厚生労働省の職員を装って個人情報を聞き出す電話にも注意が必要です。

この他、余ったワクチンの廃棄が一部で問題になったことを逆手に取り、「余ったワクチンを案内しています」といった電話や、「ワクチンが余りました。50万円支払えば優先的に接種できます」と記載された文書が届くなど、余ったワクチンを優先接種できるとして費用を要求する事例が確認されています。

現状では集団接種でワクチンの余りが出た際、医療従事者の未接種者のほか、市役所保健師など集団接種従事職員や、高齢者施設の施設従事者に接種するなど、各自治体によって方針を決めて対応していますが、一般の方に優先接種を勧めることはありません。

まして予約金や優先費用などとお金を要求する事は絶対にありません。

ワクチンは無料で受けられます。

電話やメールで個人情報を求めたり、費用を請求したりすることは絶対にありませんので、以下のような電話を受けたらすぐに電話を切ってください。


「高齢者対象でPCR検査とワクチン接種ができるが予約金が必要です」

「余った新型コロナワクチンを優先的に接種できます。料金は先払いとなります」

「医療従事者が優先だが予約金を払えば、今すぐ接種できる」

「ワクチンの代金と宿泊料金は前払いになるが、接種後に返金します」

「ワクチンの優先接種には予約金10万円が必要です」

「高齢者は先に受けられます。接種費用10万円を振り込んでください」



このような電話や文書が届いても無視することです。

困ったときは最寄りの消費生活センターか、今年2月に開設された「新型コロナワクチン詐欺
消費者ホットライン」へ相談してください。

「新型コロナワクチン詐欺 消費者ホットライン」
  電話番号: 0120-797-188
  受付時間:10時~16時(年中無休)

   ➡ 案内チラシ(国民生活センター)

通常の消費者ホットライン「188」でも相談を受け付けていますし、しつこく勧誘されるなど悪質な場合は警察へ通報してください。



【予約は自宅に届くワクチン接種券で】
新型コロナワクチンの接種に関する連絡は、必ず接種券や予診票などの入った封書が届きますので、自治体や厚労省から電話やメールで連絡が来ることは絶対にありません。

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     - ワクチン接種券のイメージ(東京都台東区Webサイトより) -
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 - ワクチン接種連絡・封筒のイメージ(東京都台東区Webサイトより) -


万が一、ワクチンに関する電話を受けた場合はキッパリ断るようにしてください。


【ワクチン接種に費用はかかりません】
PCR検査と異なり、新型コロナウイルスワクチンの接種は全額公費で行われるため、どなたでも無料で受けられます※1

 ※1 厚生労働省Webサイト参照  ➡ 厚生労働省「接種についてのお知らせ」


そのため、予約金も不要ですし、優先接種に伴う費用が請求されることもありません。


米国など海外では、「150ドルのワクチンを数日以内に配達」、「ワクチン早期接種の秘密リストへのアクセス権」などの詐欺メールが確認されていますが、ワクチンをオンラインで入手することはできませんし、インターネット上では偽のワクチンが出回る恐れもありますので注意が必要です。


【外国人の方も無料で接種できます】
新型コロナワクチンは外国籍の方も接種の対象となっています。

接種費用や接種手順も日本国籍の方と変わりなく、接種券が送付されますので、「外国人は対象外」や「外国人は予約(予約金)が必要」などは詐欺ですので注意してください。

尚、外国籍の方にも予診票などが送付されますが、日本語の説明がよくわからない方のため、予診票や説明書等の各言語※2訳が厚生労働省のWebサイトに掲載されています。

➡ 外国語の新型コロナワクチンの予診票等

※2 英語、アラビア語、中国語、フランス語、インドネシア語、クメール語、韓国語、モンゴル語、ミャンマー語、ネパール語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、タガログ語、タイ語、ベトナム語

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      - ワクチン接種予診票(例)厚生労働省Webサイトより -


繰り返しですが、新型コロナワクチンについては、日本国内に居住する外国籍の方も含めすべての方が接種できます。

また、ワクチン接種に関する電話が掛かってくることはありませんし、予約金など一切の費用もかかりません。

コロナワクチン接種は始まったばかりで、当分の間は運営にも混乱が伴うと思われますが、いずれ必ずすべての方がワクチン接種を受けることができますので、慌てず冷静に対応していくことが大切です。

「特別にワクチンを優先接種できます」などとお金を要求する「詐欺」にだまされないよう、注意してください。

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