「年金生活者支援給付金」の手続きをかたる詐欺
2021.05.07

東京都内の代々木エリアで7日、渋谷区役所の職員をかたって「年金受給者の方への給付金があります」といった詐欺電話が発生している他、浅草橋エリアでも6日、台東区役所の高齢者支援課給付金係のタカハシと名乗る者から「年金生活者支援給付金の手続きをしていますか?」などと話すアポ電が確認されています。

犯人は「手続きがまだなら、これからでもできます」、「どこの銀行口座を使っていますか?」、「明日、銀行から電話があります」などと給付金が受け取れるといった話をします。

これを信じてしまうと、その後、銀行員をかたる者から「この口座は古いので振込ができません」とか「お使いのキャッシュカードはセキュリティが古いので新しいカードに換える必要があります」などと言って、カードの新規発行や交換名目で銀行職員に扮した詐欺犯が自宅へやってきて、カードを盗み取る可能性があります。

「年金生活者支援給付金」に関して役所から電話がかかることはありません。また銀行口座やキャッシュカードについて役所の職員がたずねる事も絶対にありません。

このような電話を受けた場合はただちに警察相談専用電話(♯9110)へ相談してください。


【年金生活者支援給付金とは】
消費税率の引き上げにともない、2019年10月1日から「年金生活者支援給付金」の支給が開始されました。

この制度は、所得が一定の水準より低い年金受給者を対象にしたもので、老齢基礎年金や障害基礎年金、遺族基礎年金を受給している方のうち、所得額(前年の年金や給与所得などの合計)が一定額以下の場合に支給されるものです。


老齢基礎年金を受給している方の場合、毎月の老齢基礎年金に年金生活者支援給付金が上乗せされ、保険料を満額納付された方で月額5,000程度が別途支給されます。

支給額は年金の種類や支給要件によって異なりますが、いずれの場合でも対象者には日本年金機構から案内が届きます。

日本年金機構から案内が届いた場合には内容を確認し、認定請求手続きを行いましょう。

尚、案内は封書で届きますので、電話による連絡は詐欺の疑いがあるため注意が必要です。


【請求方法】

日本年金機構から案内通知が届いたら、同封の請求書(ハガキ)に氏名/電話番号などを記入して返送し(添付書類などは原則不要)、年金生活者支援給付金の認定請求という手続きを行うことで、受給する事ができます。
※請求ハガキには切手の貼付が必要です


一度、認定請求を行えば、支給要件から外れない限り、年金生活者支援給付金は支給され続けますので、毎年認定請求を行う必要はありません。

支給日は年金と同じ偶数月の15日(土日祝日の場合、直前の平日)で、前月分までが年金と同一口座へ振り込まれますが、年金とは区別してそれぞれの金額が通帳に記載されます。


【確認は日本年金機構へ】
年金生活者支援給付金は日本年金機構が窓口となりますので、市役所や区役所の職員が連絡してくることは絶対にありません。

「手続きがまだのようです」などと言われると、もらえるお金がもらえていないのでは?と不安にさせられますが、給付金などの連絡は必ず書面で行われますので、だまされないように注意が必要です。

新型コロナ禍が影を落とす中、老齢・障害・遺族基礎年金の受給者で所得が低下してしまった方々の中には、新たに給付金の支給対象となるケースもあります。

この場合、日本年金機構より簡易な年金生活者支援給付金請求書(はがき型)が送られる予定ですが、気になる場合は日本年金機構の「給付金専用ダイヤル 0570-05-4092」や厚生労働省のホームページで確認することをお勧めします。





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