「セカンドキャッシュ」転売ビジネスに注意喚起
2021.04.30

消費者庁は28日、「SECOND キャッシュ PROJECT」や「3D Cash Project」と称する転売ビジネスの勧誘を行っている secondcash(セカンドキャッシュ),LTD(運営者:鶴田大智)について、虚偽・誇大広告や不実告知が認められたとして注意喚起しました。


セカンドキャッシュは副業紹介サイト等を介し、LINEメッセージを通じて誰でも簡単に稼げる仕事があると、以下のような勧誘を行っています。


「どなたでも手出しナシで確実に稼いで貰えるお仕事をご紹介しています」

「カンタンにいつでもどこでも稼げちゃうので毎日忙しい方や初心者さんにオス
スメです」

「短期間しか稼げない旬なものではなく、長期的に稼げる先のあるお仕事ですの
で、是非これを機に〇〇さんも生活を変えてもらいたいです!!」

「気になる費用ですが 9,800 円でスタート出来まして後払い(30 日後)で大丈
夫です!!」


このように、9,800円という初期投資額が低めに抑えられている事から、これで儲かるならと申し込みを躊躇しにくくしています。

ところが、9,800円を投じて公式アカウントとLINEの友だち登録を行うと、詳細を知るには電話予約するよう促され、さらに転売ビジネスに関するマニュアルが送られてきますが、10万円~150万円の優良サポートを受けなければ具体的なノウハウ、売れ筋商品の情報は得られない仕組みになっています。

【転売ビジネスの情報商材】
これまでも「スマホだけでOK!」や「ゲーム感覚で毎日3万円稼げる」、「ネットビジネス初心者でもOK!」、「まずは週30万円!月給120万円!」などと勧誘する副業ビジネスを装った詐欺的勧誘が、LINEなどSNSを通じて行われています。

スマホ一台で空いている時間にお金を稼げる、などと楽にお金が手に入ると勧誘していますが、その内容は単なる転売ビジネスで、要は「せどり」による差益が稼ぎとなるため、簡単に高額の収入が得られるようなビジネスモデルではありません。

転売するには売買差額が大きい商材を見つける必要があり、そのサポート体制を利用するには多額の費用が発生する、という仕組みです。

しかし、高額な金額を支払って得た情報の中身が、「Amazon」より安い商品を「価格.com」で探して、それを「Amazon」で転売する、というもので、実際にはそうした商品は数も限られ、手数料や送料などのコストで利益どころか赤字になる事例もあるようです。


【副業ブームに警戒を】

昨今は副業を認める企業も増えてきており、副業が一種のブームのようになっています。

そのような中で、


「無料でできます」
「自分の好きな時に」
「新たなスキルが身に着きます」
「副業が本業になることも」


などと簡単にできるイメージで副業斡旋業者はPRしています。

さらには、


「チャレンジする意欲や努力は決して裏切りません!」

「お金を自分で稼ぐ力が身に付けば、会社が倒産しても、クビになっても、妊娠・出産、子育てのために仕事を辞めても・・・自分で人生を切り開いていけるのです!」


などと、もっともらしい言葉でその気にさせてきます。


新型コロナ禍による将来不安なども手伝って副業への関心が高まっていますが、本来は自身が得意とするもの、長期間携わってきた趣味などを活かして取り組むのが自然で、新たに多額の資金を投じて取り組むのはリスクが大きいと考えるべきです。

例えば様々な資格取得のために勉強する、といった事を一概に否定はしませんが、「この資格を取れば収入アップにつながる」として過度に高額な教材を販売したり、「アフィリエイトのためのノウハウ、専用のパソコンが必要」などと数十万円から100万円を超える機器の契約を結ばせるケースもあるため、慎重に考える必要があります。


以下は副業関連でトラブルの多い事例です。


・ブログやアフィリエイト、コピー&ペーストで稼ぐネットビジネス

・動画や写真を投稿・配信して広告収入で稼ぐ方法

・転売ビジネス(せどり)



これらのビジネスを行うにあたり、アクセス数増加ツール、アフィリエイト用ソフト、商品検索ツール、動画編集ソフト等が必要となり、それらが非常に高額であるケースがほとんどです。



【個人のブログを装った虚偽の体験談に注意】

こうした情報商材に関して、「実際に試してみたが、本当に儲かった」「他の情報商材と比べても安心のシステム」といった内容のブログも散見されます。


どれも非常に長い文章で延々と「どのようにして儲かったか」を解説していますが、その手法はほぼ似通っており、まずはデメリット(怪しいのでは?)といった切り口で関心を引いておき、しかし実際には怪しい事はなく、高額な報酬が得られた、といった内容となり、「今、一番おすすめできるビジネスでしょう」などと括っています。


しかし、これらのブログは ≪虚偽のブログ≫ であることが多く、実際のところは書いた本人以外に誰もわかりません。


他にも情報商材に関連したブログでは、最初は貧乏だったが「ほんの少しのコツ」や「人と違った視点」を持つことで、大金持ちになった、などと商材に説得性を持たせる内容が溢れています。



【楽して儲かる話はありません】

当たり前のことですが、世の中に楽して儲かる話は存在しません。

ついつい「おっ!」と思ってしまう気持ちは理解できますが、それこそが詐欺の手口ですので、騙されないように注意してください。





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